再生可能エネルギーとは

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最近よく【再生可能エネルギー】という言葉を耳にします。再生可能エネルギーとはどのようなもののことを言うのか。再生可能エネルギーの種類などについてご紹介します。
再生可能エネルギーとは
現在、私達の生活の中で主なエネルギー源となっているのは石油や石炭など。石油や石炭などの化石燃料は枯渇性エネルギーとも呼ばれ、それらの化石燃料には限りがあります。限りがあるということはいつ無くなってしまうかわからないということ。それに対し再生可能エネルギーは1度利用しても比較的短期間で再生が可能である、自然を利用したエネルギー。石油などのエネルギー資源の枯渇の対策や地球温暖化対策など、安全保障の観点からも繰り返し使える再生可能エネルギーが注目されています。
化石燃料(枯渇性エネルギー)
●石油
●石炭
●天然ガス
●メタンハイドレート
●シェールガス など
再生可能エネルギーの種類
おもな再生可能エネルギーには以下のような種類があります。
太陽光・太陽熱
● 太陽光発電
太陽光をエネルギー源として屋根や壁などのスペースに発電装置を設置できるため、導入しやすいシステムとされています。送電設備のない山岳部や農地などの電源・災害時などの非常電源としても活用できます。住宅だけでなくビルや公共施設などでも導入が進んでいます。
● 太陽熱
太陽熱をエネルギー源とし給湯や冷房・暖房などに活用できるシステム。太陽の熱を利用して水(水式)や空気(空気式)を暖めて活用するため、太陽の熱がある限り資源のコストは無料。太陽熱を集める集熱器は外壁などに設置します。
風力
● 風力発電
風をエネルギー源として風車などで発電するシステム。風さえあれば夜間でも発電が可能。電気エネルギーへの交換率が高く再生エネルギーの中でも比較的コストが低いため2000年以降、導入件数が急増しています。
水力
● 水力発電
水の流れをエネルギー源として河川や農業用水路などを利用し発電することが可能なシステム。発電時に二酸化炭素を排出することがない代表的なクリーンエネルギー。自然の形をそのまま利用する「流れ込み式中小水力発電所」では大規模なダムの建設なども不要。ただし水の権利やコスト回収期間の長さ、水量や環境保全などが課題とされています。
地熱
● 地熱発電
地下の地熱をエネルギー源とした枯渇する心配のない再生可能エネルギー。天然の蒸気を噴出させ、昼夜問わず連続で発電をおこないます。発電で使用した蒸気や熱は農業用ハウスや暖房などへの再利用も可能。1966年から本格的に運転が開始され、現在は東北や九州で多く展開されています。
● 地中熱
年間を通して温度変化があまり見られない浅い地盤中にある低温の熱を利用するもの。地中温度と外気温の温度差を利用して冷暖房などをおこないます。ただし初期コストの高さや回収期間の長さなどが課題とされています。
バイオマス
● バイオマス発電
動植物から生まれた生物資源(動物の排泄物や生ごみなど)をエネルギー源とし、生物資源を直接燃焼したりガス化させることで発電するシステム。廃棄物の再利用や減少・地域の環境などの改善にも繋がります。広い地域・小規模分散型の施設になるため、運搬や収集などにコストがかかることが課題とされています。
● その他
北海道を中心に雪や氷を保管して冷熱が必要とする時期に利用する雪氷熱利用や、水の持つ熱をヒートポンプを使って利用する温暖差熱利用などもあります。
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